湿気対策の基礎知識

湿気対策の原理

 

 

湿気対策を考える時には除湿器の原理を利用するといいでしょう。除湿器がどのようにして空気中の水分を取っているか知っていますか。空気が冷たいものに当たると水分が結露します。冷たいペットボトルの外側に水滴がつくのと同じです。そして結露した水分を容器に溜めるのです。これが除湿器の原理です。これと同じことを自分でやれば湿気除去が可能です。

 

それと湿度は違います。空気の温度を上げると、空気中にたくさんの水分を含むことができます。つまり、夏場と冬場で湿度が同じだとしても体感的には全く違うのです。空気を暖めると空気中の水分量が増えますから、洗濯物を乾かしたいなら部屋を暖めればいいのです。そして、その空気を冷やしてやれば結露してくれます。

 

単なる湿気除去と選択物や靴などを乾かすことは別の対策が必要になるわけです。このように湿気の原理を理解しておけば、冷やすべきか暖めるべきかわかります。夏場に暖房をつけることは無理がありますが、日光に当てることで洗濯物が乾くのはこの原理を使っていることになるのです。

 

それから、季節に関係なく湿気がある浴室などは別の対策を考えましょう。周囲よりも湿気が多いですから、換気をするだけでもかなりの効果が期待できます。また、湿気の多い空気は上の方にあります。換気扇が上に取り付けられているのは、湿気を除去するためなのです。
湿気と住宅の構造も重要ですね。これから住宅を作ろうと考えているなら、計画段階からしっかりと湿気除去を考慮してください。

 

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